can と can’t の聞き分け・発音の違いを音声付き例文でネイティブが解説するよ!

 

こんにちは!ペタエリ英語のペータ&エリン(@peta_eriです!

cancan’t 

これらの発音の聞き分け、できてますか?

I can do it. と I can’t do it. とでは、まったく逆の意味になってしまいますよね?

今日は can と can’t の発音の違いについて、音声例文付きでまとめますよ!

エリン
私、エリンによる例文&読み上げ音声付きです!



can と can’t の発音の違い

 

 

ペータ

正直さ、can と can’t って意味が真逆なのに発音似すぎじゃない?

俺、しょっちゅうネイティブに聞き返されるんだけど….

何か発音のコツみたいなものないの?

 

エリン

あー、それはね、 can = キャン [kæn] って発音してるからだと思うよ。

 

ペータ
え!? can = キャン [kæn] じゃないの?

 

エリン
can の発音にはおおまかに二種類あるから説明するね。

 

ペータ
お願いします!

 

can の発音には weak can と strong can がある

 

エリン
まずは下の画像を見てみて

引用元:Cambridge Dictionary

 

引用元:Collins Dictionary

エリン

発音のところに注目して。

 can の発音には strongのcan とweakのcan の二通りあるの。

日本人がやりがちな can の発音はどちらかというと strongのcan [キャン;kæn]  に近いんだけど、この strong の can って使われる場面が限られるんだよね。

通常は弱音化されて weakのcan の発音になることが多いの。

 

ペータ
な、なんと!

 

エリン

まずは、この weak の can の発音から説明するね。

 

weakのcan ; 文頭・文中の can の発音は “キャン” じゃない

 

エリン
まず押さえておきたい weak の can の発音ポイントはこちら。

 

ポイント①:文頭・文中の can の発音は キン[kin]

 

エリン

実は文頭や文中にある can の発音は キャン [kæn] ではなく、弱音化されて キン [kin] になるの。

弱く短い発音で、主語と一体になって発音されるよ。

たとえば I can cook. (料理ができます)の場合、

Ikin cook. のように 主語の I と can [kin] がまるで1語のように発音されるのがポイントだね。

 

I can cook. ⇒ Ikin cook.

I can do it. ⇒ Ikin do it.

He can run fast. ⇒ HEkin run fast.

 

ペータ

ほえー。ずっと can = キャン [kæn] だと思ってたよ。

 

エリン

日本人は 文中の全部の単語を同じリズム・同じ強さで言ってしまいがちだけど、この文で伝えたいのは can ではなく、何ができるのか、つまり「cook 」。

あくまで補助の can は 弱く短く キン [kin] と発音されるってわけ。

 

ペータ
これは盲点だったわ。

 

エリン
このTシャツ見て!

 

ペータ

あ、You “Ken” do it.  って書いてある。

 

エリン

そ、文中・弱音の can だから Ken みたいに聞こえるってことね。

これが can [kæn] ってはっきり発音しちゃうと逆に伝わりにくくなるから注意しようね。

さ、次は can’t の発音について解説するよ。

 

can’t の発音はいつでも キャント [kænt]

 

エリン

文頭・文中の can の発音は弱音化されて [kin] になるっていうのはわかったよね。

それとは対照的に否定形の can’t の発音は文頭・文中・文末に関わらず、いつでも キャント [kænt] になるよ。

 

ポイント②:can’t の発音はいつでも キャント[kænt]

 

エリン

たとえば I can’t cook. の言った場合 cook と同じくらい not も重要になるよね?

だから can’t は 弱音化されずに、比較的強めにはっきりと発音されるよ。

can’t の t の発音は人によってはほとんど発音せずに聞こえにくい場合も多いけど、can’t と次の動詞の間にはかすかな「音のすき間」ができるのにも注目してね。

 

can’t は比較的強めに発音。tは聞こえにくいが、「音のすきま」ができる

(※エリンは比較的 t の発音がはっきり聞こえるほうです)

I can’t cook.  

She can’t swim.

He can’t run as fast as her.

 

ペータ

この t が聞こえないんだよね。。。

can’t へのストレスとその後の「音のすき間」に注意してみよ。

 

エリン
ちなみに [kænt] の [æ] の音は口角に力を入れて左右方向に広く口を開いて発音するよ。

 

ペータ

アとエの中間音ってやつだね。

日本語にはない音だから何度も練習しようっと。

 

エリン

can ⇒ kin (主語と一体化する)

can’t ⇒ kænt (can’t にストレス)

とりあえずこれだけは覚えておいて。

他の例文でも練習したい人は下の YouTube をチェックしてね。

 

文末・強調時の can の発音は キャン [kæn]

 

エリン

文頭・文中の can の発音は弱音化されて kin/kin になるっていうのはわかったよね。

でも実は can が弱音化されず [kæn] と発音されることがあるの。

それはこんなときね。

 

ポイント③:文末と強調時の can の発音は キャン [kæn]

 

エリン
例えば、下のように can が文末に来る場合やとりわけ強調したい意図があるときは弱音化せずに [kæn] と発音されるよ。

 

Can you cook?  – Yes, I can.

Run as fast as you can.

ややこしい 文末・強調の can と can’t の発音の違い・聞き分け

 

エリン

can ⇒ 文末・強調時は [kæn] (通常は弱音化され kin /k’n)

can’t ⇒いつでも [kænt]

だったよね。

ここで問題になるのは この 文末や強調のcan と can’t の発音の聞き分け なの。

たとえばこんな場合。

 

She said she can. /  She said she can’t. (文末)

You really can do that? / You really can’t do that? (強調)

 

ペータ

あ、そうか。

文末や強調時のcan は [kin] じゃなく[kæn]。

さらに can’t の t は発音されない(聞こえない)ことが多いんだよね。

この場合 can も can’t も [kæn] に聞こえちゃう。

困ったな。

 

エリン

正直な話ね、この聞き分けはネイティブにとっても難しくて、聞き逃したり、間違えることがよくあるの。 

だから最も簡単な方法はボディランゲージや表情、声のトーンを使うこと。

あとはその前後の文脈から読み取ることもできるよね。

たとえば下の例文を見てみて。

 

Can you do that? – Yeah, I can

Can you do that? – Sorry, I can’t.

 

エリン

①と②の can と can’t を単独で聞き分けるのはネイティブでも難しい場合がある。

でも、①の場合、明るいトーンと、”Yeah” がヒントになるし、

②の場合、落ち着いたトーンと、”Sorry” がヒントになる。

つまり、そんなに can と can’t の発音自体にこだわらなくてもいいの。

 

ペータ
あ、それもそうだよね。

 

エリン

もし聞き逃した場合は聞き返せばいいだけのことだしね。

そんなに心配しなくてもいいと思うよ。

下の例文を参考にしてね。

 

今日の一言

 

ペータ

いかがでしたか?

can と can’t、なかなか聞き分けが難しいですが、何度も慣れるまで練習してみてくださいね。

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YouTubeでは今回の can と can’t の発音の違いだけでなく、エリンによる英語講座やフラッシュ英作文(いわゆる瞬間英作文)など、英語学習に役立つコンテンツになっているので、ぜひのぞいてみてください!

それでは、【can と can’t の聞き分け・発音の違いを音声付き例文でネイティブが解説するよ!】でした!

Have a good one!

 

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