こんにちは!ペタエリ英語のペータ&エリン(@peta_eri)です!
can と can’t
これらの発音の聞き分け、できてますか?
I can do it. と I can’t do it. とでは、まったく逆の意味になってしまいますよね?
今日は can と can’t の発音の違いについて、音声例文付きでまとめますよ!
can と can’t の発音の違い
正直さ、can と can’t って意味が真逆なのに発音似すぎじゃない?
俺、しょっちゅうネイティブに聞き返されるんだけど….
何か発音のコツみたいなものないの?
あー、それはね、 can = キャン [kæn] って発音してるからだと思うよ。
can の発音には weak can と strong can がある
発音のところに注目して。
can の発音には strongのcan とweakのcan の二通りあるの。
日本人がやりがちな can の発音はどちらかというと strongのcan [キャン;kæn] に近いんだけど、この strong の can って使われる場面が限られるんだよね。
通常は弱音化されて weakのcan の発音になることが多いの。
まずは、この weak の can の発音から説明するね。
weakのcan ; 文頭・文中の can の発音は “キャン” じゃない
ポイント①:文頭・文中の can の発音は キン[kin]
実は文頭や文中にある can の発音は キャン [kæn] ではなく、弱音化されて キン [kin] になるの。
弱く短い発音で、主語と一体になって発音されるよ。
たとえば I can cook. (料理ができます)の場合、
Ikin cook. のように 主語の I と can [kin] がまるで1語のように発音されるのがポイントだね。
I can cook. ⇒ Ikin cook. I can do it. ⇒ Ikin do it. He can run fast. ⇒ HEkin run fast.
ほえー。ずっと can = キャン [kæn] だと思ってたよ。
日本人は 文中の全部の単語を同じリズム・同じ強さで言ってしまいがちだけど、この文で伝えたいのは can ではなく、何ができるのか、つまり「cook 」。
あくまで補助の can は 弱く短く キン [kin] と発音されるってわけ。
あ、You “Ken” do it. って書いてある。
そ、文中・弱音の can だから Ken みたいに聞こえるってことね。
これが can [kæn] ってはっきり発音しちゃうと逆に伝わりにくくなるから注意しようね。
さ、次は can’t の発音について解説するよ。
can’t の発音はいつでも キャント [kænt]
文頭・文中の can の発音は弱音化されて [kin] になるっていうのはわかったよね。
それとは対照的に否定形の can’t の発音は文頭・文中・文末に関わらず、いつでも キャント [kænt] になるよ。
ポイント②:can’t の発音はいつでも キャント[kænt]
たとえば I can’t cook. の言った場合 cook と同じくらい not も重要になるよね?
だから can’t は 弱音化されずに、比較的強めにはっきりと発音されるよ。
can’t の t の発音は人によってはほとんど発音せずに聞こえにくい場合も多いけど、can’t と次の動詞の間にはかすかな「音のすき間」ができるのにも注目してね。
can’t は比較的強めに発音。tは聞こえにくいが、「音のすきま」ができる
(※エリンは比較的 t の発音がはっきり聞こえるほうです)
I can’t cook.
She can’t swim.
He can’t run as fast as her.
この t が聞こえないんだよね。。。
can’t へのストレスとその後の「音のすき間」に注意してみよ。
アとエの中間音ってやつだね。
日本語にはない音だから何度も練習しようっと。
can ⇒ kin (主語と一体化する)
can’t ⇒ kænt (can’t にストレス)
とりあえずこれだけは覚えておいて。
他の例文でも練習したい人は下の YouTube をチェックしてね。
文末・強調時の can の発音は キャン [kæn]
文頭・文中の can の発音は弱音化されて kin/kin になるっていうのはわかったよね。
でも実は can が弱音化されず [kæn] と発音されることがあるの。
それはこんなときね。
ポイント③:文末と強調時の can の発音は キャン [kæn]
Can you cook? – Yes, I can.
Run as fast as you can.
ややこしい 文末・強調の can と can’t の発音の違い・聞き分け
can ⇒ 文末・強調時は [kæn] (通常は弱音化され kin /k’n)
can’t ⇒いつでも [kænt]
だったよね。
ここで問題になるのは この 文末や強調のcan と can’t の発音の聞き分け なの。
たとえばこんな場合。
She said she can. / She said she can’t. (文末)
You really can do that? / You really can’t do that? (強調)
あ、そうか。
文末や強調時のcan は [kin] じゃなく[kæn]。
さらに can’t の t は発音されない(聞こえない)ことが多いんだよね。
この場合 can も can’t も [kæn] に聞こえちゃう。
困ったな。
正直な話ね、この聞き分けはネイティブにとっても難しくて、聞き逃したり、間違えることがよくあるの。
だから最も簡単な方法はボディランゲージや表情、声のトーンを使うこと。
あとはその前後の文脈から読み取ることもできるよね。
たとえば下の例文を見てみて。
Can you do that? – Yeah, I can.
Can you do that? – Sorry, I can’t.
①と②の can と can’t を単独で聞き分けるのはネイティブでも難しい場合がある。
でも、①の場合、明るいトーンと、”Yeah” がヒントになるし、
②の場合、落ち着いたトーンと、”Sorry” がヒントになる。
つまり、そんなに can と can’t の発音自体にこだわらなくてもいいの。
もし聞き逃した場合は聞き返せばいいだけのことだしね。
そんなに心配しなくてもいいと思うよ。
下の例文を参考にしてね。
Sorry, did you say you can or you can’t?
今日の一言
いかがでしたか?
can と can’t、なかなか聞き分けが難しいですが、何度も慣れるまで練習してみてくださいね。
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